パーティーに置いてけぼりにされたら魔物に囲われたんだけど14

2021/06/25

18-1魔物に囲われ R-18


パーティーに置いてけぼりにされたら魔物に囲われたんだけど


「ア、ぐ…ギッ、あがぁ…ッ」


ルツは自分の体のどこが痛いのかわからないまま叫んでいた。 

確実に悪化したであろう背中かもしれない。穴のほうかもしれない。小さい魔物とはいえ、受け入れたことのない場所が耐えられるはずがなかった。 あちこちを戒める縄もギリギリ食い込んで痛いはずだ。そのどれもがルツの脳に集合して凄まじい痛みを訴えていた。 


「おっオッ…イクッ」 


「んギぃッ…!!」 


背後の魔物が動きを止めた。直後にヒタと内股が濡れた気がして、大きく背を震わせる。 体の中に魔物の精液が入っている。 その事実が じわじわと侵食してきて、気がつくとルツは泣いていた。 


「あーあ、泣いちまった」 


嗚咽を漏らして泣く人間を、魔物たちは面白そうに見る。 


「切れて痛いんだろ?傷薬を塗ってやろうな」 


ルツからは見えなかったが、魔物の一人がハチミツのようなものを持ってきて、血のにじむ穴に塗り込んでいく。 しかしすぐさま別の魔物がその場所に陣取ってしまったので、傷薬の効果の程は分からなかった。 


ズヌと、さっきよりも大きいものが穴を犯していく。 


「ウ、ぐ…ひぃ…ッ」 


いっそ意識を失ったら楽なのかもしれない。だかそんな幸福は訪れず、ルツは台ごと揺すぶられながら、魔物に種付けされていく。 

頭の中でアロンの言葉が思い出された。「複数の魔物で、より多くの精を注いだほうが、早く生まれるんだ」 

 

今、この瞬間にも先に吐き出された魔物の精液が、だんだんと魔物の形になっていっているのだろうか。 




また一匹、ルツの中で魔物が吐精した。もう何匹目かわからない。さっきの傷薬に麻酔効果があったのか、痛みが限界を超えてしまったのか、 そこは痺れたようにジンジンと熱いばかりだ。



地獄のような時間が過ぎて、とうとうカシラの順番がやってきた。 


「この赤ん坊はをカシラ似でしょうね」 


「強い魔物が優先されるからな」


魔物たちは自分の遺伝子が少しでも混ざっていれば、姿にはこだわらないらしい。意識が朦朧としているルツの頬を叩く。 


「あ…、ぅう、」


「ほら起きろ。カシラの精液をしっかり受け止めるんだぞ」 


「すぐに飛び起きるさ」 


そう誰かが言って、カシラのボコボコといびつに膨れ上がったイチモツを見た。 

背後に立ち、腰を押し付けていく。ありえない形に、穴がねじれ広げられて、台が動くほどに拘束の中で暴れた。 


「あっ?ぁ、ッぉゴッ…んア!!あぁアー!!」 


比べ物にならない衝撃に、とうに限界を超えた体が跳ねる。それを何度も出し入れされ、ルツはグルンと白目を剥いて叫んだ。 


「なかなかいい穴だな。このまま何匹か産ませるか」


「お、それはいいですねぇ!」 


囃す魔物たちの声も、ルツには聞こえていない。 腰の動きが早くなり、いよいよの瞬間が近づいてくる。 

しかしドタドタと、見張りの一人がやってきて、慌てたように喚いた。


「か、カシラ!アロンがこっちに向かってきてます!」



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